やさしくて良い子

【アダルトチルドレン】【HSP】

私は50代に入ってから自分がアダルトチルドレンだということを知りました。

それまではずっとHSPだと思っていたのです…

皆さんはアダルトチルドレンとHSPの違いをご存じでしょうか。

前回のブログ「HSP?それともアダルトチルドレン?」でご紹介させていただきましたが

ここでも簡単に説明させていただきますね。

「HSP」とは 生まれ持った気質のことで

•真面目で優しい             

•ひとの機嫌に左右される             

•自分の周りの微妙な変化に気付きやすい

•人が好きなのに人といると疲れる

•一度に沢山のことを頼まれるのが苦手

•ミスをしたりもの忘れしないようにいつも気をつけている

•人と比べられると緊張してしまい、実力が発揮できない

•人に頼れないし甘え方がわからない

•人に嫌われたくないから「きらい」と言えない

•いや、が言えない

などが挙げられます。

一方、

「アダルトチルドレン」は 

幼少期の家庭環境や大人の行動によってうけた傷が癒えないまま大人になった状態をいいます。

例えば

•自信がなくいつも他人を優先してしまう

•周りの期待に応えようとする

•コントロールできないことに不安になる

•真面目で責任感が強い

•心から楽しむことが出来ない

•人に甘えられない

•いやと言えない

•自己否定したり自分を低く見ている

•幸せになる、ということがわからない

という特徴があります。

どちらも

真面目で良い子、そして優しい性格と言われています。

自分の人生を楽しく生きて幸せになる為に生まれてきたのに

そんなに良い子がどうして苦しまなくてはならないのでしょう。

人間は生まれてからだいたい12歳までの経験でその人の人格ができあがる、

といわれています。

褒められたことや怒られたこと、怖かったこと、楽しかったことなど細部にわ

たって記憶され、人格(心理面での特性)となり、

その人の判断基準や考え方、見方を決めていきます。

特に、子供は親が絶対になってきますので、

子供への心の配り方、話し方がとても大切になってきます。

すこし長くなりますが私のことをお話させていただきますね。

私は小さい頃から親に

「人にはやさしくしてあげなさい」

「困っている人を助けてあげなさい」

「努力すれば必ず成功するから一生懸命がんばりなさい」

「人に迷惑をかけてはいけません」

「お行儀よくしなくてはいけません」

「食事中は静かに食べなさい」

と言われて育ちました。

いつも「~しなさい」と言われ続けていました。

してあげなさい

今だったら、

なんて上からなのっ!

と言われそうですね💦

ですので、

小さいときから

「親切にしてあげなさい」はできたのですが、

「やさしくしてあげなさい」ということがわからなかったのです。

  親切にする:困っている人がいたらそっと手を差し伸べる

  やさしくする:他人に対して思いやりがあり情が細やかであるな、など

そう、私は やさしくしてあげなさい、という

思いやることがわからなかったんです。

私には5歳違いの兄がいまして、ちいさい頃からどこに行くのでも兄に引っ付

いていたので、遊ぶ時も兄のお友達に遊んでもらっていました。

そうすると、必然的に優しくしてもらうことは多くても

優しくしてあげることはほぼ無かったのです。

幼稚園に入るとお友達ができて、

なにか取り合いになると

相手の方が強いように感じて

いつも黙って手を引っ込めて譲ったり、

空いている遊具で遊んだり、

人が先に取ったのを見てから、取ったり選んだりしていました。

その方が良い、と思っていたのです。

それがやさしさだとも思っていました。

良い子でいるために、

親のまえではふざけたりしないで大人しくしていましたし、

たまに祖母に送る手紙には、祖母に笑ってもらおうと色々考えて面白く書いて

いましたが、でも、内容は「こんなことを書いたらおこられるんじゃないか」

と思い、母には見せることは決してしませんでした。

家族にやさしくした、という記憶より

良い子でいる努力をものすごくしていた記憶しかありません。

小学生になってからやさしいお友達が多くなって

その時から、人にやさしくしてもらったらなんともいえずとても嬉しい、

という感情を味わうようになったのです。

その時に「やさしくする」ということを教わりました。

それと気にバレエを習っていたので

優しい感じのメロディーで踊るときの感情も同じものと思っていました。

いつしか私の中で、

年上には親切にする、同級や年下にはやさしくする、というような法則ができ

ていました。

それが正解かどうかはわかりませんが…

それからはmost良い子を目指してひたすらがんばりました。

言われたことは絶対にやる、もし、出来なければできるまでやる。

好きなことを続けたかったら、成績もよくないといけない。

あの人に負けたくない、と思って頑張りなさい。

と高校生の時にはよく言われていました。

お陰様で、負けん気だけはとても強くなりました😅

自分にも厳しかったので、上達もしましたし周りの人からも認めてもらうこと

が出来ました。

でも、

そのころの私の目は大きくてつり上がっていて、すごくいやでした、

気の強さが顔にあらわれていたのでしょうか💦

と、同時にちゃんとできて当たりまえ、という

自分の概念ができあがっていました。

(やさしくする、ということも出来るようになっていたので人間関係は普通でした)

そのうえ,輪をかけるように母から

「好きなことで1番になりなさい」といわれました。

今なら、自信をつけるために言ってくれた励ましの言葉だと解りますが、

その時には、「1番でいると、お母さんが喜んでくれる」と

思ってしまったのです。

それから母を喜ばすためにダンスで1番を取れるように

必死にがんばりました。

努力の甲斐あって、1番を1度だけとることができたのです。

たった1度だけ。

けれど、その後はどんなに頑張っても1番を取ることはできなくなり、

やればやるほど空回りして、とうとうひざを痛めてしまいました。

そんな時には大好きだったダンスも楽しめなくなってしまい

ケガをしたことを恥ずかしいことと思い(誰かに話すと負けてしまうと思って)

誰にも言えずにいました。

それから、自分の出来なくなったことに目を向けるのことをせずに、

ここまでやったからもういいか…と自分を納得させて、悩んだ結果、

結婚という選択をしました。

無難で、お母さんに喜んでもらえると思う方に逃げたんです。

どうでしょうか、

アダルトチルドレンがしっかりあらわれていると思います。

今の私なら、当時の自分に言ってあげたいことがあります。

それは、

「人は幸せになる為に生まれてくるんだよ、

そのための努力は必要だけど、

我慢したり、自分の気持ちを抑えたり、自分の気持ちにウソついたり、

死ぬほど努力したりするのではなくて、

どんな時もわくわく楽しみながらやる、

問題がおきたら、わくわくする方を選ぶんだよ、

人に助けてほしい、と言ったり

甘えられるのなら、甘えていいんだよ」

と。

HSPやアダルトチルドレン、うつなど

こころの症状は様々です。

けれど、

これまでの辛かったこと、苦しかったこと、悲しかったことを

自分のこころの中にしまい込んでしまうのではなく、

だれかに話していくうちに、

だれかに聞いてもらううちに

自然とだんだん楽になってくるものです。

私は、娘の摂食障害についても二人でやっと乗り越えることができました。

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